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Research研究内容


水時計による逐次的単位操作の自律制御(CLOCK技術)

機械工学者の視点で見ると、「化学反応のコントロールは液体のコントロールである」と言えます。 手のひらに乗るような小さな化学システムでのコントロールを実現できれば、 検査技術、物質や薬品の合成、再生医療等次世代の医療技術でも重要になる細胞や組織の培養技術において、 様々な波及効果が期待されます。このため、当研究室では液体をコントロールするためのマイクロな仕掛けづくりに力を入れて取り組んでいます。 動画は、初期の研究で実現した事例を示しています。 当研究室独自の理論であるCLOCKの理論(Control of Liquid Operation by Centrifugal hydro-Kinetic)により設計した マイクロ流体回路を回転ディスク上に実装することで、これをただ一定の速さで回転させることで、 様々な化学プロセスに必要な単位操作を逐次的かつ自律的に実行できることを示しています。 実際にはディスクは回転していますが、ストロボによる同期撮影の技術により回転は停止しているかのように流体の動きが可視化されています。 このような特殊な観察技術の開発も研究の一部に含まれます。

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